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『週刊ファミ通』新作ゲームクロスレビュー

「週刊ファミ通」2019年7月11日号(6月27日発売)の新作ゲームクロスレビューにてプラチナ殿堂入り 『妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている』プラチナ殿堂入り!!

  • 卵を守る雨宮:10/ステージの見た目だけでなく、ギャグとシリアスのバランスが絶妙な物語もアニメ風。映画版のほか、『シャドウサイド』の主人公や妖怪も登場するオールスター的集まりと、引きの強いストーリーに、ファンならどっぷりハマれるはず。バトルは、敵から“妖気”を吸い取るアクションが、本作独自の駆け引きをもたらしてすごくいい感じ。人間も操作でき、“ともだち妖怪”といっしょに戦っている一体感があり◎。
  • ジゴロ☆芦田:9/大幅進化のグラフィックで描かれる妖怪たちや、時空を超えて冒険する物語にワクワク。様変わりしたバトルは、妖怪以外に“ウォッチャー”も交代させつつ戦う戦略性がいい。早い展開についていくのがたいへんに感じる人はいるかもしれないが、妖怪を直接操作できるのもグッド。妖怪を仲間にする過程が少し手間がかかるようになったけど、各世界で雰囲気や能力の異なる妖怪が登場するのはおもしろい。
  • くしだナム子:9/時空を超えたオールスター編成が豪華。物語でもバトルでも、それぞれに見せ場があるのがいい。イナホがウォッチャーとして参加しないのは残念だけど、ちゃんと活躍の場が用意されていて納得しました。バトルでは人間と妖怪との絆が感じられ、一時停止の活用で落ち着いて状況に対処できる点も◎。クエストの中にはお使い的なものもありましたが、“ナビワン”でのオート移動で面倒さが半減します。
  • 戸塚伎一:9/シリーズ過去作を踏襲しつつ、きめ細かさが格段に増したグラフィックとサウンドが、時空を股に掛けたジュブナイルストーリーの魅力を引き立てています。戦力強化関連のシステムはやや複雑ながら、タコ殴りと負傷メンバーの入れ換えでも意外と何とかなるバトル、寄り道が楽しいアイテム配置など、低年齢層も無理なく楽しめる配慮が行き届いています。特典やコラボを含めたオマケと収集要素も充実。

人物イラスト:荒井清和